hinozakaの日記

趣味のことを書きとめておく日記、生活なり趣味に変化があったら更新するので頻度は増える気がしない

Transcend JetDrive520交換済みMacBook AirへのHigh Sierraクリーンインストール

自宅のリビングで活躍中の MacBook Pro 15と外出先での専用環境として特定のアプリを安定稼働して欲しい MacBook Air (13-inch, Mid 2012)の2台があって、ずっとOS X Mavericks(10.9)を使っていたのが気が付けばChromeでアップデート対象外の警告までも表示されるようになってしまい、安定して使えていて不満も無かった分ずいぶんと OSアップデートから取り残されていることが判明。

ここらでようやく重い腰を上げ、2つの MacBookを最新の mac High Sierraにアップデートしてみました。

基本的にクリーンインストール派なのでまずは macOS High Sierraのイメージから USBに起動可能なインストーラを作成。このやり方は Apple公式のヘルプにも掲載があるので安心。あと、アップデートをはじめる前に現行のOSの「起動可能なインストーラ」も作成しておくことを強くお勧めします。

 

macOS の起動可能なインストーラを作成する方法 - Apple サポート

 

MacBook Pro 15は確か2017最終モデルなのと純正構成のため何のトラブルも無く macOS High Sierraにアップデート完了、そうでないと困る。

 

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手こずったのが MacBook Air (13-inch, Mid 2012)で、この機種はSSDが足りなくなっていたので、SSDドライブを Transcendから発売されている JetDrive520 960GB (TS960GJDM520)に載せ替えています。

High Sierraは新しい APFSフォーマットを採用と推奨しているので軽く下調べしたところ、やっぱりフォーマット周りでのトラブルが散見していたので、いくつかの記事の注意点をざっくり頭に入れておきスタート。

 

現状は OS X Mavericks(10.9)に Mac OS 拡張(ジャーナリング)の状態。

まずは USBに作成した macOS High Sierraの「起動可能なインストーラ」から起動してメニューから「ディスクユーティリティ」を起動

インストール対象ドライブの JetDrive520 960GBをフォーマット、ファイルシステムは APFSと現状の Mac OS 拡張(ジャーナリング)が選択可能に。

もちろん何も考えず(フラグ)新しい APFSでフォーマットを完了しディスクユーティリティを終了し、メニューから「macOSを再インストール」を選択、APFSフォーマットした JetDrive520 960GBを対象にインストールを開始するが、SSDのマウントが解除されない旨のエラーが発生しインストールが中止されてしまう。

 

さて楽しい楽しいトラブルの始まりです。

 

まずは基本のスタート地点に戻すということで、別途 USBに作成しておいた OS X Mavericks(10.9)の「起動可能なインストーラ」で起動し、同じ要領で「ディスクユーティリティ」から、APFSフォーマットを Mac OS 拡張(ジャーナリング)に戻そうとしたところ、フォーマット選択プルダウンが全てグレーアウトして選択不可能状態に。

メニューに戻って「macOSを再インストール」を選択しても、同じくドライブマウント系のエラーが発生し中断してしまう。これはまずいなということで思いついたのが、下調べの時に目にしていた Time Machineのバックアップイメージを利用した復旧手段。

残念ながら Time Machineを持ってないので積んだかに思いましたが、リカバリーモードで起動しインターネット経由の再インストールならいけるのでは?ということでリカバリーモードで立ち上げて Wifiからインターネット経由の OS再インストールを実行、はらはらしながら待つこと1時間弱、無事に Mavericksに復旧させることに成功しました。

 

ここで少し落ち着いて状況整理と仮説を立てながらクリーンインストールの方法を組み立てる。

 

現状は OS X Mavericks(10.9)が Mac OS 拡張(ジャーナリング)でクリーンインストール済み。

SSDフォーマットの復旧は Time Machineのイメージやインターネット経由の OS再インストールから可能。

 いくつかの記事で OSの App Storeから macOS High Sierraにアップデートすると、SSDフォーマットが強制的にAPFSになっていたという記事を見かける。

ということは、「起動可能なインストーラ」からのクリーンインストールを諦め、まず OSが推奨してくる App Store経由のアップデートを行うことで SSDを強制的に APFS化できのでは?と仮定、その上でリカバリーモードから APFSフォーマットを行い「macOSを再インストール」を実行すればよいのでは?と推測。

 

実際にはその通りに進み、OS X Mavericks(10.9)の Mac OS 拡張(ジャーナリング)環境から App Storeが推奨してくる macOS High Sierraアップグレードを実行、もちろんmacOS High Sierraにアップグレードされ SSDフォーマットも APFSになる。

ここから再度リカバリーモードで立ち上げ、「ディスクユーティリティ」で APFSフォーマットを実行、「macOSを再インストール」を実行し macOS High Sierraを再インストール。

このステップを滞りなく済ませて無事に MacBook Air 13 & Transcend JetDrive520 960GB (TS960GJDM520)を macOS High Sierra化することができました。

このまま特定アプリが安定して稼働してくれれば文句は無いし、愛着もあるのであと数年は頑張って欲しい。

 

最後に、下調べの時からディスクユーティリティと APFSに少し問題というかトラブルが発生しているという記述があったので、純正 SSDでも同じようなことが発生するかもしれませんが私の環境ではこの流れで無事に再インストールを完了することができました。参考までにどうぞ。